| Home |
2010.02.26
刑事弁護はなぜ必要か?
ご無沙汰しています。
年初に「今年は月1回は投稿するぞ!」と断言しながら、
すでに2ヵ月目が経過しようとしているのに、
2回目をまだ投稿していませんでした。
本日投稿することで、
一応、約束を果たしていることになりますよね。
そんな筆不精な私ですが、実は今、
大阪弁護士会において若手弁護士が
毎日交代でブログを書いていく、
ということをしているのですが、
その一員になっています。
2月3日に投稿しているので、
是非そちらもご覧頂ければと思います。
http://www.osakaben.or.jp/blog/
ところで、今日は刑事弁護について書きたいと思います。
弁護士の仕事の中の一つに刑事弁護があります。
要するに、罪を犯したとされる
被疑者や被告人の弁護です。
世間においては「なんで悪いことをした人の弁護ができるのか!」
などという声をよく耳にします。
そういう声はごもっともだと思いますし、
そういう感覚はむしろ正常だと思います。
なぜなら、罪自体は悪いことですし、
やってはいけないことだからです。
では、なぜそういう被疑者や被告人の
弁護をする必要があるのか。
それは、まずは冤罪になくすためだと思います。
最近では足利事件が有名ですが
、罪を犯していないにもかかわらず、
被疑者、被告人とされ刑罰を科せられてしまうことは
あってはならないことは言うまでもありません。
もっとも、日本の刑事事件の有罪率は
99%を超えると言われていますし、
特に起訴された事件で被告人自身も
罪を認めているケースは多いです。
しかし、こういう事件においても
弁護士が弁護人として被告人の弁護をするのです。
これはなぜか。
教科書的な考え方はさておき、
私としては、これまで刑事弁護をしてきた中で思うことは、
事件の見方は色々あり、いくら罪を認めていても、
被告人を裁く裁判官が検察官の言い分を聞いてだけでは
正しい判決が出せない、ということです。
例えば、円柱は上から見れば丸ですが、
横から見れば長方形であるように、
一つの犯罪でも色々な側面から光を当てると
意外な事実がわかったりするものです。
また、被疑者や被告人には、
彼(彼女)らなりに言い分があるのですが、
世間の多くの人からは悪者扱いにされます(当然ですが)。
そのような中で唯一の味方が弁護人であり、
その弁護人に言い分を吐露することで
真の更生が可能となると思っています。
以上、縷々書きましたが、
刑事弁護の必要性が少しでもお伝えできれば
今回のブログの使命は果たせたかと思います。
では、また。
年初に「今年は月1回は投稿するぞ!」と断言しながら、
すでに2ヵ月目が経過しようとしているのに、
2回目をまだ投稿していませんでした。
本日投稿することで、
一応、約束を果たしていることになりますよね。
そんな筆不精な私ですが、実は今、
大阪弁護士会において若手弁護士が
毎日交代でブログを書いていく、
ということをしているのですが、
その一員になっています。
2月3日に投稿しているので、
是非そちらもご覧頂ければと思います。
http://www.osakaben.or.jp/blog/
ところで、今日は刑事弁護について書きたいと思います。
弁護士の仕事の中の一つに刑事弁護があります。
要するに、罪を犯したとされる
被疑者や被告人の弁護です。
世間においては「なんで悪いことをした人の弁護ができるのか!」
などという声をよく耳にします。
そういう声はごもっともだと思いますし、
そういう感覚はむしろ正常だと思います。
なぜなら、罪自体は悪いことですし、
やってはいけないことだからです。
では、なぜそういう被疑者や被告人の
弁護をする必要があるのか。
それは、まずは冤罪になくすためだと思います。
最近では足利事件が有名ですが
、罪を犯していないにもかかわらず、
被疑者、被告人とされ刑罰を科せられてしまうことは
あってはならないことは言うまでもありません。
もっとも、日本の刑事事件の有罪率は
99%を超えると言われていますし、
特に起訴された事件で被告人自身も
罪を認めているケースは多いです。
しかし、こういう事件においても
弁護士が弁護人として被告人の弁護をするのです。
これはなぜか。
教科書的な考え方はさておき、
私としては、これまで刑事弁護をしてきた中で思うことは、
事件の見方は色々あり、いくら罪を認めていても、
被告人を裁く裁判官が検察官の言い分を聞いてだけでは
正しい判決が出せない、ということです。
例えば、円柱は上から見れば丸ですが、
横から見れば長方形であるように、
一つの犯罪でも色々な側面から光を当てると
意外な事実がわかったりするものです。
また、被疑者や被告人には、
彼(彼女)らなりに言い分があるのですが、
世間の多くの人からは悪者扱いにされます(当然ですが)。
そのような中で唯一の味方が弁護人であり、
その弁護人に言い分を吐露することで
真の更生が可能となると思っています。
以上、縷々書きましたが、
刑事弁護の必要性が少しでもお伝えできれば
今回のブログの使命は果たせたかと思います。
では、また。
スポンサーサイト
| Home |