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こんばんは。幡野です。

以前、サブタイトルをアレンジした理由について
「また今度」とアナウンスしておきながら、
気が付いたら年を越してしまいました。
すみません。。。

なぜ、シンプルに「正義は勝つ!」とはせず、
「正義は勝つ!か?」としたのか。
その理由は、端的に言ってしまえば
「正義」は一つではないからです。

「正義」という概念はとても抽象的かつ
主観的な概念で、
実は、百人いたら百通りの「正義」がある
といっても過言ではないのです。

よく使われる説明ですが、
例えば1つの物体を見る場合であっても、
それを見る場所によって、
形が少しずつ変わって見えますよね。

それと同じで、「正義」という概念も、
その人の生育環境や置かれている社会環境等
によって、少しずつ違ったとらえ方が
される、相対的なものなのです。

そのため、一方の当事者が
「正義」だと考える内容と、
他方の当事者が「正義」だと考える内容は
同一でないことが大半なのです。
特に紛争の当事者間においては
その違いが顕著となるのが一般的です。

ですから、例えば判決等で一定の結論が
出たとしても、一方当事者にとっては
「正義が勝った」と思える内容であっても、
他方当事者にとっては「正義が負けた」
と思えることもままあるわけです。

というわけで、
「正義は勝つ」と断言するのは
弁護士の立場から適切ではないと思い、
こんなアレンジを加えた、という訳です。

まぁ、「正義は勝つ」等と安易に発言する人を
信じてはならないという忠告だったりとか、
内容的に妥当かなと疑問に思うような判決も
あるという皮肉だったりとかも、
ちょっと含まれていたりもしますけどね(笑)。

ではでは。
明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。

久々に投稿します橋森です。
さて、毎年年始めには「今年の抱負は…」
などと言いますが、私もその例に漏れずに
今年の抱負を述べたいと思います。

昨年からこのブログというものを始めたのですが、
筆無精であるため、案の定、昨年は
初回の投稿止まりでしたので、これを改め、
今年は最低月1回以上投稿する、
ということを抱負としたいと思います。

そこで、今年最初の投稿としまして、
学校教育について述べたいと思います。
といっても、教育問題に精通しているわけでは
ありませんので、それほど専門的なことを
述べることはできませんが、ご容赦下さい。

最近(といってもだいぶ以前からかもしれませんが)、
子供の個性を重視する教育、というような言い方をして、
そういう個性を重視するような教育が
押し進められていると言われています。
確かに子供にはそれぞれ個性というものがありますので、
その個性を踏まえた育て方ということも
大切だろうと思います。
しかし、そもそも学校教育とは、
子供を集団生活を通じて社会に適応させるように
成長させることを目的していることは
ほぼ間違いないと思います。
そうであれば、個性云々以前の問題として、
集団生活を通した統一的画一的な教育ということにこそ
むしろ重点が置かれるべきであると思います。
個性云々は、学校教育ではなく家庭教育において
重視されるべきものだと思います。

最近の教育事情における問題については、
この辺りをごっちゃにせずに議論されるべきだと
思っています。

今回の投稿は以上のとおりなのですが、
ブログに投稿しようとすると、
このように少々堅苦しい話をしてしまいがちでして、
筆が進まない理由もここにあるかもしれません。
次回はもう少し軽い話にしようと思います。

では。

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幡野です。
お正月に実家に帰省しました。
行きの新幹線で、
とても美しい富士山が見えたので、
慌てて写真に収めました。
この冬は寒波の影響で
各地で大雪が降ったようですが、
富士山は意外と薄い雪化粧ですね。
あけましておめでとうございます。幡野です。
すっかりご無沙汰してしまってすみません。
いよいよ2010年、虎年のスタートですね。
今年は、虎のごとく、
勇猛果敢にいろいろなことに
チャレンジをしていきたいと思います。
今年もよろしくお願いします。

さて、お正月といえば、箱根駅伝!!
みなさんはご覧になりましたか?
私は、もう20年ぐらい、
箱根の山を駆け抜ける選手たちを
ブラウン管を通して観戦しています。

仲間の汗と涙がつまった襷をつなぐために、
脱水症状に陥ったり足に痛みが走ったり等しても
選手たちは必死に最後まで走りぬこうとします。
将来的な選手生命を考えたら
体調の無理を押して走りぬくことは
良いことではないとは思いますが、
それまでに襷をつないでくれた仲間のことや、
箱根を走ることができなかった他の部員、
箱根を目指していた先輩たち等
いろいろな人の思いを感じて必死に走る、
そんな姿に毎年毎年胸を打たれます。

今の時代、自分さえよければいいという
個人主義的な考え方をする人が
増えているように思いますが、
やっぱり人間は自分一人だけの力で
生きているわけではないんですよね。
そんな当たり前のことを気づかせてくれる
新しい年のはじまりにふさわしいイベントだなぁと
つくづく思うわけです。

ちなみに、私の母校である中央大学は
今年は4位で大手町の読売新聞社前に
帰ってくることができました!
我が母校は、シード権(翌年の箱根駅伝出場権)
を20年以上連続して獲得し続けているのですが、
昨年は、シード権獲得を巡る苦しい戦いを迫られ、
なんとか10位でギリギリのシード獲得をしたのです。
なので、今年はどうなることかと
ドキドキしていたのですが、
選手のみなさんが実力どおりに、
いえ、もしかしたら
実力以上にがんばってくださったので、
見事4位に入ることができました!
中大OGとしてはうれしい限りです。

これからも、我が母校に限らず、
箱根の山に青春をかける選手の皆さん方を
応援し続けますので、
どんな苦難があっても負けずに乗り越えて
もらいたいです。

「最後に勝つ人」は
「最後まであきらめなかった人」なのですから。

ブログにお越しいただき、どうもありがとうございます。
はじめまして。幡野です。

 先日、橋森弁護士が、ブログのメインタイトルである
 「都会の(橋)森」
について説明してくれましたので、私からは、
 「正義は勝つ!か?」
という、サブタイトルにまつわるお話をさせていただきます。

 もう15年ぐらい前のことになるでしょうか、
夢と希望と情熱と若さに溢れた(←どんだけ溢れとんねん!)
当時大学生だった私を虜にしたドラマがありました。
それが、織田裕二さん、鶴田真由さんが出演されていた
「正義は勝つ」というドラマです。

 横浜のランドマークタワーにオフィスを構える
大手事務所の敏腕若手弁護士(織田さん)が主人公。
この主人公は、「勝った方が真実だ」などと言い放ち、
勝つためには手段を選ばないような弁護士。
その敏腕弁護士が、小規模事務所に勤務する
新米弁護士(鶴田さん)とひょんなことで知り合い、
交流を深めていく中で、「正義」とは何か
ということを考え、成長していくストーリーです。

 その敏腕若手弁護士役の織田裕二さんが
めちゃくちゃかっこよかったことや、
主人公とその亡き父(元弁護士)が、
私と同じ中央大学出身という設定だったので、
お調子者の私は、自分も弁護士になれると思い込み、
「弁護士になろ~!」と、お気楽な感じで決意を固めたのでした。

 というわけで、このドラマは、
それまでの「法律家っていいかも」という
やんわりとした希望を、固い決意へと変えた、
言うなれば、私の人生を変えたドラマなのです。

 そして、私が晴れて弁護士となれたのは、
このドラマの主題歌「愛までもうすぐだから」という曲が
受験時代の私に、「絶対に弁護士になれる」という
大いなる幻想を抱かせてくれたからです。

 弁護士の仕事は、紛争のまっただ中に介入することが
断然多いため、精神的ストレスは非常に高いですし、
また、やろうと思えばいくらでもやることはある
という意味において、本当にキリのない仕事です。
そういう仕事に追われる中で、弁護士になろうと決意した、
あの若かりし青春時代の熱い気持ちが、
時として薄れてしまうこともあります。

 でも、弁護士たるもの
「困っている人(←『困った人』じゃないですよ!)を助けたい」 
という青臭い理想を忘れたらダメなんです!

 そんな思いから、私の熱いハートを呼び起こしてくれる
「正義は勝つ」というドラマのタイトルを
少しアレンジしてお借りさせていただきました。

 「正義は勝つ!か?」というふうに
アレンジした訳については、
また今度、お話させてもらいますね。

 ではでは。

幡野